ランダム学習で学習効率2倍?

ブロック学習とランダム学習という学習方法を聞いたことがありますか?

例えば理科の勉強する場合に

「今日は植物を徹底的に勉強しよう」というのがブロック学習

「今日は理科全般の応用問題を勉強しよう」というのがランダム学習です。

詳しい実験の内容は省略しますが、アメリカの実験で「同じような内容を集中的に勉強するのは長期的応用に対応できる能力が育ちにくい。」という結果が得られています。理由が考察されていて、同じ単元ばかり勉強すると脳が流れ作業で「さっきと同じ解き方」をすればいいから、どういう問題のときにどの解法を使えばいいかを考えないためです。人は頭をよく使うほど記憶に残る性質があります。頭を使わない流れ作業では、記憶に残らないのです。

復習テストできるのにに実力テストの成績が悪い子

学習塾でいうと毎回の単元復習テストは主に「ブロック学習」のによる学習能力を試されますし、月に1回の学力テストは「ランダム学習」の能力を試されていることになります。復習テストの成績が良いにも関わらず、範囲が特定されないテストの成績が悪い子がいるのはランダム学習を意識せずに学習しているからです。

要するに、応用問題を解けるような実力をつけたいのならば「教科も単元もランダムに選んで勉強した方が効率が良い」という事実を知るだけで今日から勉強効率UP間違いなしです。

また、以前のブログ 集中力のお話 で触れましたように、人間の集中できる時間は意外と短いのです。小学校高学年の子供でも30分程度なので、ランダム学習の効果を期待するならば30分ごとに違う教科・単元を勉強してみましょう。

子供の集中できる時間は年齢によって違います。短く何度も集中できれば沢山のことが学べますし、効率がよいのです。
子供の集中力は短い

今日はゲーム感覚でサイコロででたページを勉強してみましょうか。子供も楽しんで勉強してくれるはずです。

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