STEAM教育に夢中
STEAM教育とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた造語で、2000年代に米国で始まった教育モデルであるSTEMという理数教育に、Aの創造性教育を加えた教育概念です。STEAM教育では、生徒児童の数学的、科学的な基礎を育成しながら、彼らが批判的に考え(批判的思考)、技術や工学を応用して、想像的・創造的なアプローチで、現実社会に存在する問題に取り組むように導くことが求められます。考える人の数だけ答えが存在すること。正解がまだ見つかっていないような問題をSTEAMを使って考え、創造します。
世界でSTEAM教育への関心度が高まっていますが、各国の事情は少しづつ異なるようです。例えばアメリカやイギリスでは、STEAMのうちArtは重要視されていません。なぜかというと若者のArtへの関心が強く、化学への態度が低下し、科学履修者数の減少の方が課題となっています。科学履修者が減れば、⾼等技術を⽤いる職種の適任者不⾜ を引き起こすでしょう。
日本では逆に「科学」「算数」といったSTEMに代表される数理教育への取り組みは目覚ましいものがあるが、こと「A」の領域について世界の水準に劣るという事情があります。問題が解決できる能力があれば良いではないかと思いますが、インスタグラムやYouTubeに代表されるように「魅せる」という技術はこれからの世界には不可欠な能力となっています。
日本の教育の課題として「若者の恒久的な自身の低さ」の問題があげられます。日本人は「自分が問題を解決できる」といった自信がとにかく低いのです。STEM的に有能であっても「企業するのが怖い」「自分にはできない」というマインドで世界競争に勝てる企業が育ちません。ですから、答えの決まっていない問題解決を自分なりに考えるSTEAM教育を経験することで、「自己受容力」を高めて今ある知識を使ってやってみるという積極的な態度を育つことが期待できます。
STEAM教育を調べれば調べるほど、その魅力に取りつかれ日々色々な情報を集めておりますので、またブログで報告しますね。続きは次回。
未来を生き抜く力をつけるために必要な教育は、個人個人が互いの個性を認め「自信」をもてるようにデザインされることを期待します。堺市3Dプリンター教室・プログラミング教室 珍しい習い事を個別対応で子供の自信を高めます。