音読の効果
宿題の定番「音読」。とにかく早く終わらせようと「早口で棒読みしてサインをもらって終わり。」にしていませんか?家事に追われる親にしてみても、「ゆっくり聞いてあげる」のもなかなか時間がとりづらいのも分かります。ですが、「音読」は少し意識するだけで読むことが楽しくなり、読解力も伸びて、しかも脳も鍛えられるという「一石三鳥」の効果があります。
音読を習得するメカニズム
1 視覚 目で文字を見る
2 運動 口を動かして声に出す
3 聴覚 自分の声を耳で聞く
4 記憶 読んだ言葉が脳にインプットされる
5 伝達 人に伝わるように読む
6 理解 文章の意味がきちんとわかる
7 思考 文章の内容を考える
8 感情 文章の内容を味わう
こんなにたくさんの刺激を脳に伝えることができるのです。
音読を聞く過程で親が気を付けたいポイントは3つ
1 家事をしながらでも良いので「聞いてるよ~」「それでそれで?」と聞くことを楽しみにしている気持ちを伝える。
2 内容が分かっていなさそうだったり、つまったりする箇所は「ごめん。聞こえなかった。もう一回お願い!」とお願いする。
3 音読が終わったら答えのない問いかけをする。「こんなこと本当に怒ったらどうする?」「一番面白いとこはどこ?」
声に出して音読することで脳に刺激が伝わって、親が上手に声掛けすることで文章を味わい理解が深まります。