時間の管理を身に着ける

時間の管理を自分でできる力は将来の自立のために必須の力です。算数感覚を育てる記事でも紹介しましたが、自宅の時計はシンプルなアナログ時計(秒針と分針があるもの)を見やすい場所に置きましょう。時間を意識して行動できるようになるには、時計が読めるだけでなく、時間を「体感」できることが大切です。日常生活では子供が時間を体感できるような声掛けを心がけましょう。

低学年の子どもなら

アナログ時計を正確に読めるようになりましょう。「今何時?」「何時に出かけるよ」の声掛けで時間の理解を進めます。

中学年の子どもなら

未来の予定に合わせて行動できるように時間の感覚を育てましょう。「あと何分?」「10分後に出かけるよ」といった声掛けをすることで「10分あればこれはできる。これは無理」といったことが感覚的に分かるようになります。タイマーなどを活用して時間感覚を積極的に育てましょう。

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高学年の子どもなら

10分、30分、1時間の感覚が育っていれば自分の時間管理を表に落とし込めるようになります。「自分は30分でこれだけのことができる。だからこの日は算数の勉強をした後にご飯を食べよう。」自分の1週間のスケジュール管理ができるようになれば上出来です。自分の立てた計画をやり通す経験を積み重ねることで自己肯定感も高まります。

例えばKECゼミナールでは合格ロードマップと題した1週間単位の計画表を制作しているそうです。中学受験を目標に、一生使える力が身に付きますね。ご参考にされてみてください。

/https://www.kec.gr.jp/seminar/middle-curriculum/method/

大人になってからも使える時間感覚

「時間の使い方がうまい」とはどういった人のことでしょうか?

それは「やるべきこと」「やりたいこと」の優先順位をしっかりと自覚し、自分に与えられた時間を有効に使える状態のことです。

一方で「時間の使い方が下手」なひとは

「やるべきこと」「やりたいこと」の優先順位が理解できていない。ついつい思い付きで行動してしまいます。

自分らしく実りある時を過ごすために意識するべきことは、

①「やるべきこと」「やりたいこと」を自覚し、

②優先順位をつけ、

③自分が集中できる時間を知り、

④計画を立てて実行する。

①~④の繰り返しです。

大人になってからも一生使える時間感覚は子供の時に育ちます。

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