能力は遺伝か環境か

人間の能力への影響について「生まれ」か「環境か」というテーマは古くから心理学でも研究されている分野です。

何らかの理由で違う環境で育った双子の能力を比べる双子研究で得られた結果は、「体格」については遺伝の影響が70%と高く、「学力」「運動能力」についても50パーセントの影響を認め、「性格」については40%程度だと言われています。

知能や性格にも少なからず遺伝の影響があると聞くと「教育など無意味では?」とやりきれない気持ちになりますね。ですが、「知能の高い人間は、環境から学び適応させることで常に進化している。環境の影響なしに存在できないのが人間なのです。」

人間の能力を引き出すには「教育」すなわち「環境」が欠かせません。「ピアノ」の才能があっても、教わる環境がなければ一生弾けることはありません。「科学」の才能があったとしても「研究できる環境」が整わなければ才能が開花することはありません。

さらに、環境の影響は年齢を重ねるごとに強くなることもわかっています。そういう意味でも環境の重要さは証明されています。

子どもの才能を発見して伸ばす

 子どもの才能を発見しやすくするためには、それに出合うまで、できるだけ多様な経験をさせることが大切です。

才能の萌芽は、子ども自身がおもしろがったり、やりたがったりする姿に見られる場合が多いからです。自由な環境下ほど、遺伝の影響が強まりやすいことがわかっています。楽しいことをやりながらスキルアップするための努力の習慣を身に着けることが大切です。

人間らしく生きるための検査

 「遺伝子解明」「知能検査」と聞くと「子供の知能偏差値を上げることが目的」と思われるかもしれませんがそうではありません。「知能偏差値が高い人」が「幸せな人生を送る」ことは必ずしもイコールではないからです。「学力の競争」「経済力の競争」他者との競争が能力を高める効果があることは否定できませんが、同時に人間は「競争」することでどれだけのものを失ってきたでしょうか?

人間は過去の学習から子孫繁栄のためには他人と協力し、共存することの大切だということを学びました。他者を認め自己の能力を社会のために生かすという価値観で子供を育てたいものです。

BKGTは「運動が得意な子」「勉強が得意な子」「色々器用にこなせる子」「ゆっくりとした作業を続けられる子」「新しい発見が得意な子」いろいろな個性が輝く世界を応援します。

BKGTでは現在のお子様の学習能力、性格検査をすることで、「自分らしく、人間らしく生きる」ための環境作りのアドバイスをします。

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