繊細さんタイプの子供って?

人間は生まれつきの性格傾向が遺伝子的に大まかに決まっています。もちろん、生後の環境が性格形成に与える影響は小さくはありませんが、年齢が小さいほど、遺伝子的な性格傾向が大きく表現されます。

スクールカウンセラーをしていたころ、カウンセリング室を頻繁に訪ねてくれる子供は繊細な傾向の強い子供達でした。

繊細タイプの子供の特徴

  • 五感が敏感で、ちょっとした変化に気付く。赤ちゃんの頃に寝かしつけに苦労したことがあるなどのエピソードをよく聞きます。
  • 服の着心地にこだわりがある。
  • 新しい場所になかなか馴染めない。
  • 他人の気持ちに敏感なため、人の悲しみまで自分のことのように感じてしまう。
  • 友達に気を使いすぎて日々疲れてしまう。

繊細タイプの良い面

  • 人の気持ちを感じ取ることができるので、優しく、周囲からの人望も厚い。
  • 五感の敏感さを生かして芸術や、スポーツなどに能力を発揮できる。
  • ほかの人が気付かないところに気付けるので、きめ細やかなサービスを提供する能力に長ける。

繊細タイプの対応で気を付けたいこと

繊細タイプの子供は、生まれつき五感が敏感なため、初めての場所・人に慣れるまで時間がかかります。本人が環境に慣れて、「これなら安心」と思えるまで焦らず待つことが一番のサポートになります。本人がやる気になりさえすれば、生まれ持った敏感な五感をフル活用した「観察力」「洞察力」「まねる力」「努力する力」は類まれなる力を持っています。

BKTは繊細タイプのお子様には特に、本人のペースで学習を進めていけるように配慮します。